私達は、祖先から受け継いだ、森林を大切に利用しながら、日本の木の家づくりを進めています。
さまざまな、お客様からのご要望や、ニーズに的確にお応えするために、仕事を通じて、次のようなテーマで、さらに研究を続けています。

  •     1、間伐材の利用促進の研究
  •     2、木質資源の利用の研究
  •     3、新素材の開発
  •     4、効率的生産システムの構築

◎集成材の特徴

■ 集成材は、乾燥したひき板などから、節・割れなどの欠点を除きバランス良く組み合わせ、狂い、割れ、ねじれ、曲がりなどがおきにくく強度性能の優れた木材になります。

■ 大きな断面のものや、非常に長い製品を安定した性能で生産できるため、大型の木造建築物の建設が可能です。

■ 当組合の製品はすべて、ヒノキ、スギ、カラマツの優れた国産材でつくられています。

◎国産材を使う意義

■ 私達は、古くから住まいや舟、生活用品に木材を利用しながら、山を守り育ててきました。日本の『木の文化』です。しかし、現在日本の森林蓄積は増え続け、この大切な森林資源を有効に利用することが森林を維持する重要な意味を持っています。

■ 木材を利用する事によって、地球環境の保全に貢献することになります。日本で使われている木材の80%以上が輸入材で、ヒノキやスギなど、最も優れた国産材が使われないために森林が荒廃しています。

■ 木材は柔軟性を持った細胞で出来ており、様々な良い影響を与えてくれます。湿度調節機能をはじめ、熱を伝えにくく、音を吸収し、強い抗菌作用などもあわせ持っています。こうした、多くの特製を持つ日本の木材を、積極的に利用することの意義を、ご理解いただき日本の、すばらしい木の文化が伝承されていく事を願っています。